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02.Mon |
色見本その参拾三 [色見本] |
色見本です!
今回の色はこんな色↓
■
さわやかな青緑。
実はこれ、以前の記事で出てきた色と同じ色です。
前回は日本語でしたが、今回はその西洋での名前です。
つまりカタカナの色名です。
今まで日本語の色名を多く調べてきたので、今回はちょっと洋モノを調べてみました。
この色はこんな名前です↓
セラドン
漢字の名前でも色を想像できないものがあるのに、カタカナ表記だとさらに想像しにくいです。
名前だけ聞くと色名かどうかもわからない…
実はこれ、17世紀のフランスでオノレ・デュルフェという小説家が書いた、純愛小説の主人公の名前なんだそうです。
この作品は「アストレ」という題で、アストレが女の子の名前、そしてセラドンは男の子の名前みたいです。
なぜ小説の中に出てくる少年の名前が色名にされたんだろう?
調べてみると、同時代の小説家であるアグリッパ・ドービニェという人が勝手にこの名前を借りて色名をつけてしまったみたいでした。
このセラドンという少年のイメージが、この色にぴったりだったからだそうです。
さてこの色、前回出てきた日本語名はというと…
秘色 です。
別名は青磁色、「雨過天青雲破処」の色です。
(詳しくは→ 「色見本その弐拾七」 )
セラドンは青磁の別名としても使われているそうです。
知らなかった…
アグリッパさんは、青磁のイメージをこのセラドンという少年と重ね合わせて、色名にしたということです。
ほう…
青磁の色みたいな印象の少年?
ど、どんな子なんだろう…(期待)
非常に興味があるので、とりあえずこの話のあらすじをいろいろ調べてみました。
すると、2年前にフランスで映画化されていたということがわかりました。
日本には、今年の3月に「東京・大阪フランス映画祭2008」で公開予定とか。
なんて絶妙なタイミング!
でも映画のあらすじと原作のあらすじで話が少しづつ違うみたいで、どれがどれだかわからなくなってしまいました。
とりあえず原作に忠実だと思われるあらすじを集めて私なりにまとめてみました。
あくまでも私なりにネットで調べた範囲なので、若干ニュアンスが違う部分があるかもしれません。
あ、あと映画を見たいと思っている方には原作のネタバレになってしまうのでご注意ください!
だいたいはこんな感じみたいです。↓
「古ヨーロッパ時代、羊飼いをしているセラドンという少年と、同じく羊飼いをしているアストレという女の子がいました。
二人はお互いのことがとても好きでした。
でもあるとき、アストレのことが好きだというもう一人の少年が現れました。
彼はセラドンが浮気をしたようにアストレを騙して、二人を別れさせようとしました。
騙されたアストレは、セラドンに絶対に今後自分の前に姿を見せないように言いました。
それを聞いて絶望したセラドンは川に身を投げてしまいました。
その後誰もがセラドンは死んだと思っていましたが、彼は川下に住むガラテという姫に助けられていました。
ガラテは純粋で美しいセラドンをとても好きになりましたが、セラドンはアストレのことを忘れられないでいました。
でも「今後絶対に姿を見せないこと」とアストレに言われた言葉が、彼女に会いたいと思うセラドンの心をためらわせていました。
セラドンが深い森の中でアストレを思いながら耐えている姿を見て、あるときアマダスという僧は彼にひとつの提案をしました。
それは、セラドンの姿をアストレの前に見せるのがだめなら、セラドンだとわからないよう女装をして彼女に近づくのはどうだろう、というものでした。
さっそく美しい女性に変装したセラドンは、アストレと久しぶりの再会を果たしました。
アストレは大好きだったセラドンの面影を持つ女性とすぐに仲良くなり、二人はとても仲の良い友達になりました。」
えええー!
このあと国で反乱が起きたりしてクライマックスに入っていくみたいなのですが、実はオノレ・デュルフェはここまでしか書いておらず、このあとの話は作者が死んだあと、彼の秘書によって完成されたみたいです。
最後二人は結婚し、幸せになって終わるみたいです。
よかった…
あらすじだけ見るといろいろ突っ込みたくなる気もしますが、この話は様々な形の愛について考えられた本みたいで、主題は物語ではなくあくまでも愛についての探求だそうです。
あ、だからセラドンは女性になったりしてるのか…
一方映画のほうでは、女性の心を描くのが得意と言われるフランスの巨匠・エリック・ロメールという方が監督を務めていて、原作とは多少違ったものになっているようです。
セラドンを助けるのはガラテ姫ではなく、妖精になっていました。
美しいセラドンをめぐって、妖精たちから甘い誘惑があったり、思惑にかられた罠があったりと、これ原作は少女マンガなんじゃないかと疑いたくなるようなメルヘンチックなあらすじになっていました。
セラドン役の少年はやっぱり美人だったし。
霧の森と美しい少年少女と妖精の世界なんて、女の子の好きなものオンパレードです。
これは……昔女の子だった身としてはちょっと映画が気になります。
観に行っちゃおうかな。
雨の上がった後に、雲の切れ間からのぞく空の色…っていうと、純粋で神秘的で、どこか優しいけど手のとどかないような、そんなイメージがあります。
青磁の柔らかい青い色は、センチメンタルで中世的な美しさを持つ少年のイメージにぴったりだったのかもしれません。
東洋で生まれた「秘色」という別名も、なんだかセラドンの境遇に合ってるし。
秘めた心…
セラドンなかなか少女マンガのツボを押えています。
女の子はちょっと影のある男の子に弱いからなあ。
青磁色は、東洋でも西洋でもサイドストーリーのたくさんある色名みたいでした。
色だけだと印象が薄かったけど、名前の成り立ちを知ったら大好きな色のひとつになりました。
音的には最後にセラ「ドン」てつくのが、「おいどん」みたいで残念だけど。
(イメージ台無し…!)
今回の色はこんな色↓
■
さわやかな青緑。
実はこれ、以前の記事で出てきた色と同じ色です。
前回は日本語でしたが、今回はその西洋での名前です。
つまりカタカナの色名です。
今まで日本語の色名を多く調べてきたので、今回はちょっと洋モノを調べてみました。
この色はこんな名前です↓
セラドン
漢字の名前でも色を想像できないものがあるのに、カタカナ表記だとさらに想像しにくいです。
名前だけ聞くと色名かどうかもわからない…
実はこれ、17世紀のフランスでオノレ・デュルフェという小説家が書いた、純愛小説の主人公の名前なんだそうです。
この作品は「アストレ」という題で、アストレが女の子の名前、そしてセラドンは男の子の名前みたいです。
なぜ小説の中に出てくる少年の名前が色名にされたんだろう?
調べてみると、同時代の小説家であるアグリッパ・ドービニェという人が勝手にこの名前を借りて色名をつけてしまったみたいでした。
このセラドンという少年のイメージが、この色にぴったりだったからだそうです。
さてこの色、前回出てきた日本語名はというと…
秘色 です。
別名は青磁色、「雨過天青雲破処」の色です。
(詳しくは→ 「色見本その弐拾七」 )
セラドンは青磁の別名としても使われているそうです。
知らなかった…
アグリッパさんは、青磁のイメージをこのセラドンという少年と重ね合わせて、色名にしたということです。
ほう…
青磁の色みたいな印象の少年?
ど、どんな子なんだろう…(期待)
非常に興味があるので、とりあえずこの話のあらすじをいろいろ調べてみました。
すると、2年前にフランスで映画化されていたということがわかりました。
日本には、今年の3月に「東京・大阪フランス映画祭2008」で公開予定とか。
なんて絶妙なタイミング!
でも映画のあらすじと原作のあらすじで話が少しづつ違うみたいで、どれがどれだかわからなくなってしまいました。
とりあえず原作に忠実だと思われるあらすじを集めて私なりにまとめてみました。
あくまでも私なりにネットで調べた範囲なので、若干ニュアンスが違う部分があるかもしれません。
あ、あと映画を見たいと思っている方には原作のネタバレになってしまうのでご注意ください!
だいたいはこんな感じみたいです。↓
「古ヨーロッパ時代、羊飼いをしているセラドンという少年と、同じく羊飼いをしているアストレという女の子がいました。
二人はお互いのことがとても好きでした。
でもあるとき、アストレのことが好きだというもう一人の少年が現れました。
彼はセラドンが浮気をしたようにアストレを騙して、二人を別れさせようとしました。
騙されたアストレは、セラドンに絶対に今後自分の前に姿を見せないように言いました。
それを聞いて絶望したセラドンは川に身を投げてしまいました。
その後誰もがセラドンは死んだと思っていましたが、彼は川下に住むガラテという姫に助けられていました。
ガラテは純粋で美しいセラドンをとても好きになりましたが、セラドンはアストレのことを忘れられないでいました。
でも「今後絶対に姿を見せないこと」とアストレに言われた言葉が、彼女に会いたいと思うセラドンの心をためらわせていました。
セラドンが深い森の中でアストレを思いながら耐えている姿を見て、あるときアマダスという僧は彼にひとつの提案をしました。
それは、セラドンの姿をアストレの前に見せるのがだめなら、セラドンだとわからないよう女装をして彼女に近づくのはどうだろう、というものでした。
さっそく美しい女性に変装したセラドンは、アストレと久しぶりの再会を果たしました。
アストレは大好きだったセラドンの面影を持つ女性とすぐに仲良くなり、二人はとても仲の良い友達になりました。」
えええー!
このあと国で反乱が起きたりしてクライマックスに入っていくみたいなのですが、実はオノレ・デュルフェはここまでしか書いておらず、このあとの話は作者が死んだあと、彼の秘書によって完成されたみたいです。
最後二人は結婚し、幸せになって終わるみたいです。
よかった…
あらすじだけ見るといろいろ突っ込みたくなる気もしますが、この話は様々な形の愛について考えられた本みたいで、主題は物語ではなくあくまでも愛についての探求だそうです。
あ、だからセラドンは女性になったりしてるのか…
一方映画のほうでは、女性の心を描くのが得意と言われるフランスの巨匠・エリック・ロメールという方が監督を務めていて、原作とは多少違ったものになっているようです。
セラドンを助けるのはガラテ姫ではなく、妖精になっていました。
美しいセラドンをめぐって、妖精たちから甘い誘惑があったり、思惑にかられた罠があったりと、これ原作は少女マンガなんじゃないかと疑いたくなるようなメルヘンチックなあらすじになっていました。
セラドン役の少年はやっぱり美人だったし。
霧の森と美しい少年少女と妖精の世界なんて、女の子の好きなものオンパレードです。
これは……昔女の子だった身としてはちょっと映画が気になります。
観に行っちゃおうかな。
雨の上がった後に、雲の切れ間からのぞく空の色…っていうと、純粋で神秘的で、どこか優しいけど手のとどかないような、そんなイメージがあります。
青磁の柔らかい青い色は、センチメンタルで中世的な美しさを持つ少年のイメージにぴったりだったのかもしれません。
東洋で生まれた「秘色」という別名も、なんだかセラドンの境遇に合ってるし。
秘めた心…
セラドンなかなか少女マンガのツボを押えています。
女の子はちょっと影のある男の子に弱いからなあ。
青磁色は、東洋でも西洋でもサイドストーリーのたくさんある色名みたいでした。
色だけだと印象が薄かったけど、名前の成り立ちを知ったら大好きな色のひとつになりました。
音的には最後にセラ「ドン」てつくのが、「おいどん」みたいで残念だけど。
(イメージ台無し…!)
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