日本に古くからある色ってなんだろう?
という疑問から日本にある古い色名を調べ始めたのですが、
いつのまにか自分の中でこの疑問が「日本で一番古い色名はなんだろう?」に変わっていました。
調べていくうちに時代は鎌倉、弥生、縄文へとさかのぼっていって、平安時代生まれなんてまだ新しい気がしてしまうくらい気分はすっかり古代にうつっていました。
さて、そうして出てきた答えがこれです。
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これらの色名は、上から順に
黒!
白!
赤!
青!
………………と、いう色です。(汗
考えてみればそりゃそうだ、という結果になりました。
もともと、日本の古代人にとって「色」という概念は「光」で考えられていたそうです。
「暗」は黒に、それに対する「明」は赤、というふうに。
そういえば音も くらい と くろ、 あかるい と あか、と似ています。
白は「顕し(しるし)」という、明瞭で紛れのない意味から来ているそうです。
確かにはっきりとした光といえば、白を思い浮かべます。
青は、青、緑、灰色、ときには白までを含む、広い範囲の色をさす形容詞だったみたいです。
漢字でいうと「漠」。
そういえば緑は青とも言うし、灰色も青に似てなくもありません。
現代でも白馬を青馬と言うらしいです。これは知らなかった…
今は青の反対とえば赤ですが、古代では白が対にあったようです。
中国の四神でも、東の青龍(青)、西の白虎(白)、と、南の朱雀(赤)、北の玄武(黒)と、青→白、赤→黒の対になってます。
もしそれが古代のまま今に受け継がれていたら、公衆トイレの色彩はかなり変わっていただろうなあと思います。
赤と黒だとかっこいい大人なトイレに、青と白だとさわやかなトイレになりそうです。
けっこういいかもしれません。
最初はいったいどんな色名が出てくるのかなと思っていましたが、少し考えてみれば当然な結果でした。
これらの色は語尾に「い」をつけて形容詞としても成り立つし、色以外に意味を持っていません。
黄色だけは特別で、これはもう少し後にできたものだそうです。「黄い」とはいわないのがその証拠です。
そういえばこんなことを、昨年の色彩学概論の授業でも習ったような…
まったく知識が身についてなかったようです。
でもこれで覚えられました。興味を持つって大切です。
それにしても、今でも一番身近で一番使われている色名が実は最も古い色名だったなんて驚きです。
色名を聞いても分からない色のほうが、これらの色よりも新しいなんて不思議な感じがします。
美術を学ぶ者として、安易に「青」とか「赤」とか言わないようにしようと思ったりして、今までこれらの色を少し見下していました。
これからはもっと大切に使ってあげようと思います。