この前、映画を見てきました。
今日は前回の続きです。
前回の記事→
「生活感」今回はもう一本の「ユメ十夜」を観てきた感想などを少し書こうと思います。
前回同様、映画の感想になってしまうので、興味のある方のみ続きからご覧ください。
「ユメ十夜」
この映画は、夏目漱石原作の、十の夢を一つずつ短くまとめた短編集「夢十夜」を、一つの夢ごとに別の監督さんが撮るというオムニバス映画です。
10人の監督さんの作品が観れるので、比較ができてとてもおもしろかったです。
私が行ったのは映画感謝デーの日だったので、千円で観れました。
計算すると、ひとつの夢につき100円で観てきたことになります。
とってもお得な買い物をしたんじゃないかと思います。
感想は、例えていうならチロルチョコの袋詰めを買ったときの気分というか。
10種類の味が入った飴でも買った気分になりました。
イチゴ味が好きな人もいれば、味噌味が好きな人もいます。
この映画も、ファンタジーっぽくまとめたのもあれば、ノスタルジック調なもの、ホラー系のもの、コメディ調のものもありました。
きっと、この映画のひとつひとつの話の好みは、人それぞれまったく違うんじゃないかと思います。
私としては、ファンタジーやコメディ調のものが楽しめました。
細かく言うと、第六夜、第七夜です。
普段お付き合いすることのない、ホラー映画を得意とする監督さんの作品はびっくりでした…
第三夜と第五夜がそうです。
TVでもホラーはまったく観ないのですが、映画館で観ると迫力があって一層恐ろしかったです。
でもこんな機会がなければ見ることがなかったと思うので、観れてよかったと思います。
いろんな味が楽しめるからチロルチョコも買うんだし。
ここからは本当に原作か映画を観てない方には意味不明になってしまうのですが…
個人的な意見を言えば、第一夜に思い入れがあったので、原作にある月の光と貝と百合が省かれていたのが少し残念でした。
原作通りがいいとも言えないし、あれはあれで充分不思議な世界はできていたとは思います。
第六夜は阿部サダヲさんが出るということで楽しみにしてたんですけど、全体の脚本もとても楽しかったです。
いつも感動系ばかり観ていたので、映画館で笑ったのは久しぶりでした。
期待していた天野喜孝さん、河原真明さんによる第七夜のCGアニメーションはとっても素敵でした。
水彩のような澄んだ世界なのに奥行きも感じられる、美しいCGだったと思います。
ストーリーも原作よりファンタジックに仕上げていたし、登場人物もなんだかおしゃれでした。
途中に出てきた、蝶の形をしたグランドピアノのような楽器がとても幻想的で印象に残ってます。
それにしても、映像作品ってこんなに個性の出るものだったんだと再認識させられました。
無から作り出す絵と違って、映像は既にあるものを切り出して繋げる作業なのに、その切り出し方やつなげ方で作者の個性が大きく反映されるんですね。
おもしろいなあ。
貴重な体験をさせていただきました。
自分もつい映像を撮りたくなりました。
この春休み、私も監督になってみようかな。